新馬場跡

(しんばばあと)


2002年11月18日開設
(2006年9月17日更新)
左の幕末絵図の番号が発掘地点
発掘調査T (2002年11月撮影)
1 表土層の下に、約50cmの江戸時代初期の造成層かあります。
2 その下に古代・中世の包含層が堆積しています。
3 古代・中世の包含層を造成して、幅約11.5m、深さ5m以上の大規模な堀跡が出土しました
4 さらに、堀の西側に版築状に造成された土塁が出土、その規模は幅9m、高さ2.5m以上と推定されます。
5 この堀跡は、北東に向かって弧をえがいており、現在の小倉城本丸を取り囲んでいたと推測されています。
6 また、この堀と土塁は、埋め戻されており、その土の中からは江戸時代より古い遺物が出てこないことから、戦国時代末期の小倉城の遺構であると考えられています。
堀跡と土塁(堀の右側の土盛)
の全景1
堀跡土塁(堀の右側の土盛)
の全景2
堀跡の地層断面
土塁の地層断面 土塁造成の際に使用した杭の跡 出土品
発掘調査U (2004年1月撮影)
発掘調査V (2003年12月撮影)