No.12 | 足立城 (06.3.18開設) 1984年3月及び2003年11月に調査 |
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標高597mの霧ヶ岳から514mの妙見山、標高440mの砲台山の山頂及び尾根にかけて、郭や堀切等が築かれています。妙見城、足立山城、吉見城とも呼ばれているこの城は、「企救郡古城取調簿」では「東西二十間、南北三十間許、楕円形ノ平地ニシテ、僅ニ石垣及濠渠ノ跡猶存セリ」と、戦術的な役割を持つ単郭状の城の姿が記載されています。また、延文元年(1356年)、武家方の下総修理亮親胤の軍忠状では「今度御敵取、足立嶽於陣之間」と書かれており足立嶽の陣が記載されています。 | ||
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霧ヶ岳から若王子城を望む | 足立山城の全容 | |
T 霧ヶ岳の遺構 標高597mの山頂に堀切や郭が築かれています。 |
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1.山頂から見た妙見山頂 | 2.山頂東側第一堀切を山頂より撮影 | 3.左の堀切を横より撮影 |
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4.山頂東側第二堀切を横より撮影 | 5.第二堀切より東側郭の南側土塁 | 6.土塁裾の石塁 |
U 妙見山の遺構 標高514mの山頂には、平坦地の他に上宮が設置されている窪地やがありますが、寛政7年(1795年)にここから古鏡が出土していることから、この時にこれらの造成が行われたと推定され、明確な中世城郭の遺構は未確認。 |
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7.山頂の平坦地 | 8.山頂平坦地横の窪地 現在、妙見神社上宮が設置 されています。 |
9.上宮への堀切状の参道 |
V 霧ヶ岳から砲台山へ登山路の遺構 | ||
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10.土橋上の遺構 | 11.湧水と覆い屋 | 12.切岸と郭 |
W 砲台山の遺構 標高440mの砲台山(別名:吉見陣ノ山)山頂にありましたが、第二次世界大戦中に高射砲陣地が築かれたため、大半の遺構は、その際に破壊されたものと考えられます。また、山頂部を取り巻く石垣が、今でも残っていますが、城築造時のものかどうか判明していません。 |
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13.山頂から霧ヶ岳、妙見山を望む | 14.1984年3月に撮影した石垣 | 15.2003年11月に撮影した石垣 |
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16.1984年3月に撮影した石垣 | 17.2003年11月に撮影した石垣 |